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長年愛されているロペのシグネチャーアイテムのひとつ「スカーフ」。デイリーな装いをアップデートしてくれるスカーフアイテムをカジュアルに取り入れるアレンジ方法について、スタイリスト佐藤佳菜子さんからのワンポイントレッスン！
StylingはFeminine派もCool派も。Arrangeはおすすめの着こなしを教えていただきました。
スカーフを使って、首元の隙間を埋めるようにネックレスと絡ませて巻きました。控えめだけれども、手間のかかったコーディネートに見える気がして。
大ぶりのネックレス感覚で首元にコンパクトに巻くと、クラシックな風格がでて、コーディネートがぐんと引き締まるような気がします。なるべくコンパクトに見えるように、タイトに巻きつけるのが好きです。
華やかな色柄を選ぶときは、その他のアイテムは、柄に使われているカラーパレットから選ぶと、まとまりがよくなります。
細めの幅のスカーフは、かなり控えめな印象なのであえてアンバランスに巻いて、整い過ぎない雰囲気にします。コーディネートがなんだか物足りないというときに、使えるひと手間。
ワンピースの肩越しから、スカーフ柄のカーディガンをのぞかせるだけでグッと華やかになります。スカーフをするよりも手っ取り早く簡単に、スカーフ柄を楽しめる気がして。
スカーフ柄って、それだけでとても目立つから、なるべく他のものは色数を減らすようにまとめたり、柄の中の色を拾って合わせるなど、引き算をしていく方が気負いないスタイルができる気がします。
スカーフを洋服の一部として着てみたいと思い、ベアトップのように巻いてみました。前で程よい所で結んでから、くるっと回すと綺麗に着られます。冒険が過ぎて目立ちすぎないように、着ているニットと同じような配色のスカーフを選びました。
シャツにふわっとたすき掛けしているのですが、まじめになり過ぎないシャツの着こなしとして気に入っています。スカーフを折るときに、おもてに出したい柄が前に来るようにだけ調整しました。
ハンドルの付け根に金具が付いているバッグであれば、そこのリングを利用して、スカーフでストラップを作ることができます。スカーフなので、かけごごちもソフトだし、着こなしのポイントにもなります。
ちょっと派手めのスカーフなら、ふわんと垂らすととっても派手な人になってしまうので、ゲジゲジに巻いてコンパクトにまとめる方が、恥ずかしくありません。おじさんシルエットのジャケットなどメンズライクなものに、カラフルなスカーフのバランスが好きです。
1982年生まれの40歳。慶應義塾大学卒業後、2007年にスタイリストとして独立。『BAILA』や『Oggi』などのファッション誌をはじめ、ブランドのウェブサイトのスタイリングやコラボ商品の開発など多方面で活動中。ウェブマガジンmi-molletで毎週木曜日に「小柄なスタイリストの普通の日のおしゃれ」を連載中。
