ÉTERNEL CULTURE

VOL. 21

重陽の節供

21 August 2019



9月9日の「重陽の節供」は江戸時代に制定された5節供の中の一つです。

四季の移ろいから遠のいてしまった現在の生活では、
子供の成長を祝う側面を持つ3月3日、5月5日の節供の方が身近となり、形を変えて受け継がれていますが、
9月9日は江戸の頃、最も大切にされた節供でした。

別名「菊の節供」と言われ、長寿、美、健康を祈る節供で、特に女性たちが大切にしてきたそうです。
菊酒を飲み、菊湯に入り、菊枕で眠る(想い人の夢が見れたとか)
また菊着せ綿についた朝露で体を拭くと美しく長生きすると信じられていたそうです。

古くから菊は抗菌、解毒作用があり、薬草として重宝されてきました。
それは日本だけでなくヨーロッパでも同様で、女性の悩みに効くハーブとして使われてきたそうです。

近年その成分は調べられ、実証されています。実際、菊の持つ成分はイソフラボンに似た効能を持つそうです。
今では仏花のイメージがついてしまった菊ですが、女性にとっては大切なお花です。

今回ロペ エターナルでは、そのキク科の中でも特に効果の高い
カレンデュラ(トウキンセンカ)をご紹介いたします。
ワークショップでは、淡路島ハーブ研究家の林容子さんをお迎えして
カレンデュラバーム作りを教えていただきながら、効果、効能を詳しく学びます。




今回ご紹介する、淡路島の廣田農園さんのカレンデュラは無農薬で育てられています。
カレンデュラ栽培50年の実績と丁寧なものづくりが他にはない栄養価と、美しさを生み出しています。



淡路島はもともとお花の生産が盛んな場所です。
それは日照時間が長く、水はけも良いので、花が育つのに最適の環境だからと言われています。
さらに海が近いので、潮風に乗って海のミネラルがたっぷりと運ばれてくるため、
栄養豊かな土壌で育っていることも大きな要因なのだそうです。




梅雨前、4月末から5月頭にかけてカレンデュラのお花の摘み取り作業を行います。
一つひとつ丁寧に摘んでいきます。廣田農園のカレンデュラはお花が大きく美しいオレンジ色が特長です。




摘んだお花はまとめたら綺麗に並べて乾燥させます。




乾燥させたら、様々な用途のために出荷されます。

お茶にしたり、オイルを作ったり、そのままエディブルフラワーとして食されたり、
生産者の廣田さんの思いがたっぷり詰まったカレンデュラです。

食卓が優しく美しくなるだけでなく、女性の悩みのさまざまな部分で改善に導くカレンデュラを
生活に取り込んでいただけたらと思います。

* text : yuko ishizaki / uraku photo : hirota noun & nao kenmotsu

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