シンプルで洗練された着こなし提案に、厚い支持を集める川上さやかさん。
人気スタイリストならではの旬をとらえる感性と、彼女が本来もつブレないベーシックへの視点。
ふたつのアンテナがシンクロして、働く女性の「今、欲しい」に応えた魅力的なコラボ服が完成しました!
シャツとパンツに続いて、Vol.2ではこれからの季節に欠かせないニットと軽アウターをご紹介。
川上流の上質なこだわりを、ぜひ体感して。
Oggiをはじめ、各女性誌から引っ張りだこのスタイリスト。元会社員の経験を活かした日常に取り入れやすい、シンプルかつ洗練されたスタイリングに定評あり。独自のファッション理論が詰まった初の著書『おしゃれになりたかったら、トレンドは買わない。』(講談社)も好評発売中。Instagram: @sk_120
昨年はステイホームの影響もあり、着こなしがカジュアルに傾きがちでしたが、今季はもう一度きれいめに立ち返りたい気分。かといって、ストイックでかっこいいだけの仕事服では、正直なところちょっと窮屈だったりしますよね…。
そんな今の世の中の流れと、働く女性の気持ちを掛け合わせ〈ベーシック〉を見つめ直した結果、完成したのがこちらの4枚。シルエットや素材感にこだわって大満足の仕上がりになりました。
是非この秋、みなさんのおしゃれプランに取り入れて、ONスタイルをブラッシュアップしてみてください!
シーズン始めの着こなしでまず見直したいのはベースカラー。特にONシーンでは、これまでよりもひとつ頼れる、知的な存在感を目指しつつ〝雰囲気のある人〟になりたい…! そんな気持ちに応えてくれるのが、この茶系をベースにした組み合わせ。スタイリングの土台となるシャツとパンツは黄み寄りの色同士、程よくなじんで働く女性にふさわしい迫力が。そこにチョコレートブラウンのニットを合わせることで装いに深みが生まれます。仕上げに白のアウターで優しい存在感をプラスして。
ニットよりもシャツの丈が長く、インするだけで自然なレイヤードが完成。シャツの裾は丸みがあるので、リズム感のある着こなしが叶う。また両アイテムともつかず離れずのシルエットで、レイヤードにありがちな窮屈感は皆無!
ジャケットの延長で気軽に着られるミドル丈は、ボリュームボトムがすんなり合わせやすく、むしろボリュームが出ることで大きく見えがちなお尻~太ももを隠してくれるのでスタイルアップにもひと役買って。
青みの強いコンクリートのようなグレーは、コラボシャツのどの色とも合うので、新鮮でいて超万能。ニットとシャツにコントラストをつけるように合わせれば、それぞれの品の良さが引き立って、スニーカー合わせのカジュアルスタイルも大人に格上げ。
合わせ次第でモードにもトラッドにもなり、ほんのり赤みもあるので女っぷりのいい着こなしも楽しめるブラウンニット。イエローベージュのシャツをインして奥行きを加えつつ、クリアな白パンツでシュッとした印象を高めて。
白やライトな色の優しい雰囲気を壊すことなく、相性がいいまろやかなベージュ。レトロな小花柄ワンピースもおしゃれに品よく映えて。程よく身幅があるのでワンピースをレイヤードしてももたづかず、動きやすさも申し分なし!
着慣れたニットの懐の深さに頼って、この秋は是非カラーニットに挑戦を! 元気いっぱいのフレッシュ色もいいですが、こっくり深みのある色のほうが大人の肌にはしっくり。ニット以外は全身黒のシックな配色にまとめると、ONスタイルらしい落ち着いた佇まいに。
微糖なミントブルーのパンツは、きれいめ方向だけでなく洗練されたモード感をまとわせて着たいから、合わせるアウターはマニッシュで辛口は黒を選択。スウェットの中にグレーのコラボシャツを忍ばせて、重ための上半身に抜け感を加えて。
汚れが気になる白アウターも、ミドル丈×オフホワイトだからこそ、その心配も軽減されてトライしやすい一枚に。インナーをブラウンベージュで繋いだミルクティーのような温かみのある配色も、黒ボタンがグッと引き締めてくれるのでぼんやり感はゼロ。
柄物よりも大人っぽく、凹凸感があって着映えするツイードは今季のイチオシ。冬はニット×パンツのワンツールックになりがちだからこそ、着こなしを盛り上げてくれるこの一枚があると重宝すること間違いナシ。ツヤのあるコラボパンツもスッとなじんで好相性。
ITEM CATEGORY