ROPÉ / ROPÉ mademoiselle / ROPÉ ÉTERNEL
学生時代、働き始めたころ、いや、随分大人になってからも、ファッションにいちいち口を挟むその存在をむしろ疎ましく感じていたという...
> MOREROPÉ / ROPÉ mademoiselle / ROPÉ ÉTERNEL
「これまで、口紅を手に入れるときに、もし、お気に入りの候補が3本あったら、迷って迷って1本を厳選していたんですね。ところが、今は違うんです。迷ったら...
> MOREROPÉ ÉTERNEL
「ファッションってね、『アティテュード』だと思うの」尊敬する編集者の女性が、ことあるごとに繰り返し、語っていた言葉である。「服」によって気分が変わること。それが...
> MOREROPÉ mademoiselle
ほどよいダメージ感のあるカットオフデニムに、華奢なアンクルストラップのフラットシューズ。視線を上に移すと、とろんと柔らかく、するんと艶っぽいサテン素材が美しい...
> MOREROPÉ
まだ、編集部に在籍したころ。あるメゾンの取材で、パリを訪れたことがある。取材に
対応してくれたのは、PRの女性。誕生以来、脈々と受け継がれる哲学について彼女の話を聞けば聞くほど...
そのとき、私が担当していたのは、パリで暮らすおしゃれな女性の特集。ファッションから
インテリアまで、数ページを割いてセンスをまるごと学ぼうという企画だった。コーディネイター...
最近、仕事に出かける前にも、食事に出かける前にも、全身鏡を見ながら、自分に
問いかけていることがある。「今日は、近所のスーパーに行く格好じゃないよね?」じつは、この...
その日は、「美のプロたち」による対談取材。今シーズンのトレンドであるピンクについて、
スタイリストとヘア&メイクアップ アーティストに、それぞれの解釈を聞いていたときのことだ。「じつは...
ある女性誌のファッションページ撮影でのことだ。胸元が深くVに開いたシルクサテンの
ノースリーブトップスに、サマーウールのメンズライクなワイドパンツ。余計なものを一切排除したような、上下黒のシンプル...
ピンク、ピンク、ピンク……。この春、女性たちはこぞってこの色に夢中になっている。
濃淡の好みの違いはあれど、年齢を問わず、ファッションでも、メイクでも、どこかにピンクという色を取り入れたい、と胸躍らせて...
たまたまふたりで立ち寄ったブティックで、「彼女」がひとめぼれしたWフェイスのローブコート。
霞みがかかった空の色のような絶妙なグレー、飾りをすべて排除したシンプルなつくり、動きに寄り添ってふわりと揺れる...
婚活を制するのは白、そんな説があるらしい。あるパーティの「潜入取材」をした編集者の友人が、主催者にこう耳打ちされたのだという。
「男性たちはね、白が映える女性は、それだけで無垢で純粋で誠実、そして...
ある婦人服ブランドが独自のサイズ表記に変えたところ、爆発的に売り上げが伸びた、という話を聞いたことがある。
洋服のつくりはそのまま、ただそれまでのMをSと呼び、LをMと呼んだだけ。ただ呼び方を変えただけで、女性たちは嬉々として...
その日は、新たにデビューした口紅のクリエイターへのインタビュー。数十色が揃う豊富なバリエーションのうち、
メインカラーは濃密な発色、弾ける艶に思わず息を呑む、美しき「赤」。彼に「この色、素敵ですね」と...
「『見て美しい服』と『動いて美しい服』があるんだよ」。カメラマンの口から飛び出した思いもしない言葉に、
はっとさせられた。ある撮影の打ち合わせでのことだ。見て美しい服は...
「今日の肌、調子いいんじゃない?」めったに褒められない肌を、褒められた日。
いや、昨晩はちょっと寝不足気味だったし、今朝は肌作りに苦労したし、どちらかというと...
「ねっ? 身長はプラス3センチ、体重はマイナス3キロ。印象が全然、違うでしょう?」
あるファッションページの撮影で、スタイリストの女性が呟いたひと言だ。なるほど...
「『おしゃれな人』と『おしゃれに見られたい人』には、大きな差があると思うの」。
ある女性にそう言われ、どきっとさせられたことがある。当時私は、肌感や体型の変化から...
「私ね、『服』から女性をプロファイルして、演じているんです」。ある女優の方にインタビューした
ときに飛び出したひと言だ。ずば抜けた演技力ゆえ、どんな役にもなりきる「憑依型女優」として...
忘れもしない、30代半ばに差しかかったころのことだ。友人のウェディングパーティに参列するため、
ネイビーのワンピースを購入。鎖骨が見えそうで見えないラウンドネックに、ウエストが少しだけ...