ÉTERNEL CULTURE

VOL. 16

夏至

30 May 2019


「夏至」は陽の長さが一年で一番長い日で、
この日を境に太陽のエネルギーは少しずつ弱まっていきます。
二十四節気七十二侯では、夏至の前日までが「梅の実黄(うめのみきばむ)」の頃であり、
6月中旬から7月の上旬までは梅の収穫時期に当たります。
日本人は古来より、この時期に収穫した梅の実に様々な加工を施し、暑い夏に備えてきました。

ロペ エターナルでは、そんな日本の家庭で当たり前のように行われていた「梅と梅仕事」を知り、
日々の生活に取り入れ、季節を感じながらしなやかな心身と、丁寧で美しい生活を提案いたします。
「梅と梅仕事」には、昨年に引き続き「おむすびまるさんかく」の大倉千枝子さんにお越しいただき、
梅に関してのワークショップを2回にわたって開催いたします。
前編の「夏至」では、採れたての梅を使い、
この時期しかできない加工方法「梅干しヌーボー・小梅漬け」を教わります。



梅は奈良時代以前に中国からもたらされたと言われていますが、
日本に自生していたという説もあります。
もともとは薬として、のちに生菓子として食べられるようになりました。

現在のように一般家庭の食卓に並ぶようになったのは江戸時代からです。



梅園の木にはこの時期たくさんの梅の実がなります。
梅は江戸時代に多くの品種改良がされ、現在では300種以上あると言われています。
こちらは小梅の木です。今回のワークショップで使用する梅の種類です。






小梅はまるでブドウのようにいくつも連なって実をつけます。





採れたての青い小梅です。
透明感とみずみずしさを感じる美しい翡翠色です。




「梅干しヌーボー・小梅漬け」は、採れたての梅を30分ほど水につけてアクをとります。
その後、塩もみして付け込んだら出来上がります。


「梅干しは三毒を断つ」と言われ、暴飲暴食により体内のバランスを崩す「食毒」、
疲労のため血液の代謝が悪くなる「血毒」、
体内の水分の汚れ「水毒」を改善する力があると言われています。
また、寒い時期に百花に先駆けて美しく咲く姿からか、
花言葉も「優美、気品、清らか、忍耐」とたおやかで
芯の強い日本の女性をイメージさせ、古くから愛されています。

ロペ エターナルでは、梅について前編と後編の2回に分けてご紹介し、
日本人の美意識を皆さまと共に体感していきたいと思います。

これから迎える暑い夏、「梅と梅仕事」を知り、取り込んでみていただけたらと思います。

* text : yuko ishizaki / uraku photo : uraku

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