ÉTERNEL CULTURE

VOL. 11

春分

27 February 2019

春分は昼と夜の長さが同じになる日で、この日を中心に前後3日間が彼岸とされています。
あの世が最も近くなる日とも言われ、自然と先祖をたたえ生命を慈しむ日とされています。

この頃から春の気配が訪れ、生命のエネルギーを感じる季節でもあるからこそ、
生と死をより深く感じるのかもしれません。

女性の髪の毛は、古くから陰と陽どちらともの気を溜めるとされ、
思いや願いも溜め込むと言われています。
新たな春を迎え、見えない世界と最も近くなるこの日に、髪を美しく整えることで、
良いエネルギーを通し、蓄え、見た目だけでなく内側から、より輝くのではと思います。

今回、ロペ エターナルでは江戸時代から続く柘植櫛老舗「よのや櫛舗」の柘植の髪飾りをそろえました。

今のスタイルにも合わせて使える、かんざしや髪留めです。

よのやさんは本つげ櫛専門の細工処として、
今からおよそ300年前の享保二年(西暦1717年)現在の文京区の地で創業し、
大正初期に「よのや櫛舗」として浅草に移転され、現在も営業されています。

柘植櫛ができるまでは、気の長くなるような時間と手間がかかります。
適度な硬さと粘りを安定させるためにゆっくり乾燥させ5年以上寝かせた柘植を、加工して形にして、
最後に一つひとつ櫛の目を丁寧に削り出します。

仕上がった櫛に焼印を押し、椿油に4〜5日浸してやっと完成です。

ロペ エターナルでも新年のしつらえで、店頭に並んだ柘植の櫛ですが、
春分では同じく柘植を使った髪飾りで、より深く柘植の世界をご紹介いたします。
ぜひ、手にとって柘植の手になじむ質感を感じてみてください。

* text : yuko ishizaki / uraku photo : daiki Suzuki

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