ÉTERNEL CULTURE

VOL. 7

二十四節気 冬至

江戸にまつわる丁寧な手仕事

21 November 2018

冬至とは、1年の中で一番、日照時間の短い日です。
この日を境に少しずつ陽が長くなることから、
「一陽来復」と言い、弱まった太陽の力が再び蘇り、
運気も上がり始める日とされています。
この冬至の日を過ぎると、もう年の瀬、新たな年を迎える準備が忙しい時期でもあります。
年神さま *注 を迎えるために掃除をし、しつらいを整える。
今年は盆栽を使って、見立ての美、悠久の美意識を学んでみるのも良いかもしれません。

創業は、江戸末期。嘉永1853年から続く老舗盆栽園「清香園」さん。
創業当初は東京の根岸で盆栽園を営んでいましたが、戦争中、戦火を逃れ、他の盆栽園さんと共に、
大宮へ移住されたそうです。現在は埼玉県さいたま市、大宮の盆栽町にあります。

清香園の屋号の由来は、その当時根岸周辺に梅林が多かったこと、
また梅の盆栽を多く手がけていたことから「清く香る園」となったそうです。

広い園内には、気が遠くなるような年を経た樹齢の盆栽から若い盆栽まで、さまざまな年代、品種が並びます。
毎日こまめに手入れをして、さらに美しく育て上げます。

景観を小さな世界に見立て、より美しく作り上げる。その生きた美術品を未来につなげて育て続ける。
盆栽は日本人ならではの美意識が詰まった芸術とも言えます。

期間中「清香園」さんの提案する「彩花盆栽」という流儀の盆栽が店頭に並びます。
初心者に最適なタイプから、少し上級者向きまで取り揃えてお店を彩ります。

注 正月の神様、「正月様」「歳徳神(としとくじん)」とも呼ばれ、家々に迎えてお祭りをする。

* text : yuko ishizaki / uraku photo : go umezawa

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