ÉTERNEL CULTURE

VOL. 3

秋分

4 September 2018

9月22日から10月7日、このころから秋が深まります。
この時期、9月24日が十五夜、10月21日が十三夜と、古来より日本人が月を愛でる季節でもあります。
漆器(うるし)の語源はうるわし、うるおい、と言われます。
太陽のように輝くのではなく、艶やかに、密やかに輝く月の輝きに似た漆を月に見立て
江戸の人々が、月を水に浮かべて愛でたように、夜空には美しい月
手元には艶やかな光を放つ漆器で月を感じましょう。
まあるい漆器、月を感じさせる漆器を揃えます。

元禄二年(1689年)、漆器の名産地、紀伊国名草郡黒江村(現在の海南市)から
江戸へ出てきた人物(姓名不詳)が、日本橋本町四丁目に漆器店をおこしたことに始まるそうです。

関東大震災前の建物。
このころは日本橋に3件の漆商店があったそうですが、今は黒江屋さんのみが営業されています。

漆を施す前の木地と漆を施したものの断面図。
何層にも漆を重ねては磨き、美しい輝きが生まれます。

漆の木に傷をつけて、少しずつとった樹液を絞って漆にします。
現在は国産のものは手に入りにくく、輸入に頼っているのが現状です。

300年の伝統で培った目利きにより、日本各地20件以上の漆産地より選び抜かれた漆器が並びます。

* text : yuko ishizaki / uraku

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