ÉTERNEL CULTURE

VOL. 1

立秋

3 August 2018

秋が立つと表現するこの時期はまだまだ暑い日が続く頃です。
しかし日照時間はぐっと短くなり始め、よくよく眺めてみると着実に秋の兆しを感じ始める頃でもあります。
盛りの時期を超えて季節を惜しむ様に、時を同じくして迎える「お盆」*注もご先祖様を家族と思い惜しむ時です。
この節気ROPÉ ÉTERNELでは江戸の線香花火を風情たっぷりな和蝋燭で、
はかなくも美しい「和火」を提案します。

「和火」の代表格線香花火、本来の線香花火は起承転結、人生や季節になぞられて「火の花」が展開します。
今回ご紹介する「大江戸牡丹」は山縣商店さんによって2000年に復活した国産線香花火です。

絶妙な配合の火薬を、一つ一つ和紙で丁寧に寄って作られています。

花火と一緒に楽しんでいただきたい和蝋燭、磯部ろうそくさんの工房を訪れました。
「大江戸牡丹」の職人さんがいらっしゃる愛知県岡崎市にお店と工房を構えていらっしゃいます。

工房では職人さんが手作業でろうそくを作っています。
溶かした蝋を手につけて少しずつ回しながら大きくします。

芯は棒に巻かれていて、出来上がり棒から外すと芯も一緒に外れます。そのあと端を切りそろえます。

ろうそくのサイズに合わせて様々な太さの棒が並んでいます。

蝋の原料のハゼのみと加工され、鍋に溶かす前の蝋の塊。

少しずつ大きくしていくので出来上がったろうそくの断面は年輪の様になっています。

ROPÉ ÉTERNELで提案している絵ろうそく、こちらはとうもろこしが原料です。
寒い地方などお花がない時に代わりに絵ろうそくを飾りました。

洋ろうそくより温度が低く暖かくて柔らかく、まっすぐ立ち上る炎が心を落ち着けてくれます。

* 注 現在関東地方(主に東京)で行われているお盆(7月15日~)は明治になり太陽歴を導入するにあたり日付のみ変更しないで行う新しい風習です。太陰暦(旧暦)で表記される7月15日あたりが、現在の暦の8月15日ぐらいにあたります。

* text : yuko ishizaki / uraku photo : go umezawa (磯部ろうそくのみ)

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