Directed by TAEKO HIGASHIHARA
今年も季節は、秋から冬へ。
これまでもたくさんの服を着てきて、思うこと。
私たちが欲しいのは、フェミニンなだけの服じゃない。
+αのこだわりを持った『語れる服』だ。
忙しく日々を送る女性たちが、
例えば、特別に心地よい生地でふと前向きになれたり、
何通りにも楽しめて少し得した気分になれたり。
ちょっとしたことだとしても、理由あって選びたい。
そんなROPÉの『語れる服』を、
今気になる4人のモデルに着こなしてもらった。
彼女はいつも美しい。
けれど、その美しさはいつも同じではない。
会うたび新しい魅力をまとっていて、
次は一体どんな顔を見せてくれるのだろうと、
何だかワクワクさせられてしまうのだ。
今回、女優の浅見れいなが演じるのは、そんな変幻自在の女。
たとえば一着のワンピースさえ、
がらりと違う女性像で着こなしてみせる。
コンサバティブな品のよさと
ふと目を引く女っぽさ、
どちらもあざとく両立するのが
デキる女の仕事服
ボタンをひとつ、大胆に開けて
何も飾らないデコルテで魅せる。
大人のドレスアップには
そんな引き算が必要
カジュアル上手が褒められ上手。
タートルニットを重ねた
レトロシックなアレンジも
気負わず、さらりと
¥19,000
カジュアルな着心地も、きちんと見えも。
飽きさせない魅力を楽しめる一着
着心地抜群ながら、カジュアルになりがちなニットワンピース。それなのに、この一着がオンオフあらゆるシーンで映えるには理由があるんです。
まず、上質感のある風合い。上下で使う糸を変えていて、適度にハリがある肉厚な上半身は、体のラインを拾わず見た目にもきちんと感がある。一方、下のスカート部分は型崩れしにくく、スマートなラインをキープします。
次に、鎖骨をすっきり引き立てる深Vネック。かがんでも下着が見えない絶妙な開きで、安心して着られます。背中のさりげないV開きは、着ると自然に襟元が後ろに抜けるのが何とも女っぽい。楽ちんなウエストゴムだって、共布ベルトなしでも自然とブラウジングされ、ちょうどゴムが隠れる具合に計算されているんです。そして、フラット靴でもヒールブーツでもと合わせる靴に迷わず、バランスよく決まる長めの丈…。
そう、どこもかしこも「語りたくなる」魅力満載なワンピースなんです。
by TAEKO HIGASHIHARA
Profile
ファッションエディター 東原 妙子
TAEKO HIGASIHARA
大学を卒業後、大手銀行に就職。25歳で出版社に転職し、OL誌の編集部で経験を積んだのち、独立。現在は「Marisol」「BAILA」「25ans」をはじめとした女性ファッション誌を中心に、広告やカタログのディレクションを手掛ける。ほかにもアパレルブランドのバイイングやコラボ商品の開発など、エディターの枠を超え多岐にわたって活躍中。4万人のフォロワーを抱えるインスタグラムでは、本人の私服スタイルも人気。
Instagram @ taekohigashihara
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