MY STORYBY ROPÉ

vol.14フォトグラファー 長山 一樹

2017.12.21

シンプルが好き。スーツをオーダーしてからは、作ってみたいものがますます増えて楽しみも広がっています

Photo : TAKAKI IWATA
Interview & Text : AYA SASAKI

今季初めてROPÉのルックブックを撮影されましたが、ROPÉの印象は?

色々なブランドを撮影していますが、ROPÉはシーズンの流行りやエッセンスの取り入れ方が上手いと思った。色味や素材感で遊んで今っぽくモダナイズされている。撮る側としては写真負けしない力を感じました。ピンクのコートも大人も手に取りやすい色合い。黒やネイビーなどのシックなコートを買った後に、2着目としてもチャレンジしやすいんじゃないかな。印象に残ったのは、青のコーディネート。ヴィヴィッドなブルーがすごく綺麗だと思って。メンズではこの青はなかなかないし新鮮に感じる。ましてやトップス&ボトムスという大きい面積だから。アウターもシックな色を合わせたりしがちだけど、あえてトラッドなチェックのコートを合わせるところがモダンですよね。スタイリングの幅も広がるアイテムが揃っているんだと思う

コンサバファッションにはどんな印象をお持ちですか?

一言で表せば王道。コンサバの割合がどのくらいかというだけで、エッジの効いたものやストリート、モードな服が好きな人も誰しも持っている部分だと思う。だからこそどんな人にでも合う要素を含んでいる服だと思います。そもそも僕のマインドもコンサバですよ。考え方とか、人間性というか、ミーハーだったりみんなが好きなものが好きだし、難しいことはとっつきにくいと思うし、誰もが憧れのホテルは一回泊まってみたいと思うし(笑)

どんな女性に魅力を感じますか?

被写体かどうかに関わらず、艶があって、上品で、健康的な精神で色気を感じる女性が好きです。艶というのは見た目もそうですけど、気持ちの面で裏がありそうなドライなキャラクターよりも、表に自分をアウトプットするポジティブなマインドのこと。例えばマイナス思考から、肌や体型を必要以上に隠しちゃう内向的なタイプには艶を感じない。たとえスタイルが良くなかったとしても隠さずにいる人の方がつや感がある。極端な例だけど渡辺直美さんとかすごくツヤ感あるでしょ?! 健康的というのは屈託のない笑顔だったり、プラスアルファそういうものがあると男性から見てもいいという感じ。色気は、仕草と足首や首元の間接部分を出すことで生まれるものですね。ウエストは出して欲しいし、お尻を隠さないで欲しい。隠すという負から入っちゃってるファッションでは、ツヤも色気も出ないんですよね

ご自分のファッションは?

写真とも女性像とも一緒で、基本シンプルなものが好きです。それとカジュアルすぎるのも好きじゃない。子供と公園で遊んだりする以外は、ほぼ1年中革靴を履いています。撮影は100%革靴ですね。だから僕ほぼスニーカーをはかないんです

スニーカーを履くと気分が乗らないのですか?

そう。楽な感じ、マインドがだらける気がして。革靴は歩いたときのカツカツした音が好きなんですよ。それに気分もしゃんとする。行く場所や座り方まで何かと行動が変わるんですよ。しかもスーツを着てると買い喰いしないとか、コーヒー一杯飲むならどこに行こうかと考えたり。小さいことだけれどそれが楽しいし、ファッションでありスタイルだと思うから

スーツをよく着るようになったのは最近ですか?

1年くらい前からですね。シャツとスーツを一度オーダーしてみたら、次々生地選びやディテールでやってみたいことが増えています。今は無地のスーツが多いのでネクタイで柄を取り入れたいと思って、ペイズリー柄があるとすぐ手に取ってます。一口にペイズリーといっても色々で、それもまた面白い。インスタにもアップしたのですが、最近セルフポートレートを撮ったんです。1着目のスーツはNYをイメージして作ったので、NYの街角で撮りました。たった一人、10秒セルフタイマーを使って、ひたすら納得いく1枚が撮れるまでやりました。通行人はいるので、確認用で繋いでいたモニターを覗く人もいたりして。今後も作ったスーツを着てポートレートを残して行きたいと思っていて、最終的には、南極や北極で生のオンザロックでウィスキーを飲んでいるところを撮ってみたい

フォロワーも多いインスタですが、どのような付き合い方をしていますか?

スピーディーな自己表現の場です。今は自分の気分や好きなものについて、いちいち呼び止めて話す時代じゃないからこそ、ありがたい存在。勝手に発信したら勝手に誰かが評価してくれるから便利ですよね。それと、アプリのフィルターを使えばそれっぽいことは大した経験や技術がなくても誰でもできちゃう。フォトグラファーとして技術論でオーダーがくるわけでもないし、その人が面白いかどうかが問われていて、それを伝える場としても役立っています。そもそも興味を持たれることが重要だから。そう思うと、ただ写真をアップするだけじゃなくて、自分が考えていることもタグを使って伝えられるし、インスタの場を借りて一緒に仕事した人への感謝も伝えられるし、なくてはならないですね

今後の目標や描いている理想像などはありますか?

僕は撮るときに、コンサバかモードかという線引きはしないんです。それをせずに両方ともで成功することは何かをいつも考えてきました。ここ最近は、ようやく実現出来てきたと感じているので、もっと突き詰めていきたいです。それと、数年前からやりたいことはすぐメモに書き出しているので、やりたいことリストが増えていくのも楽しい。そのおかげで求めている人や物が自然と自分に近づいてくるんですよ。写真もファッションも生活も、全部が結果繋がってきちゃう。世の中ってそうなってるんですよね(笑)

PROFILE

長山 一樹

フォトグラファー 長山 一樹
KAZUKI NAKAYAMA

数々の女性誌やメンズファッション誌、広告で活躍中。テキストにもファンが多いインスタも好評。
Instagram @kazuki_nagayama

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