MY STORYBY ROPÉ

vol.13

2017.11.30

いろいろな着こなしを妄想できることがコンサバの醍醐味 by 中井
年齢を重ねるほどコンサバファッションが似合ってくる by 井口

Photo : TAKAKI IWATA
Interview & Text : AYA SASAKI

コンサバファッションとは?

NAKAI(以下、N)「実は難しいと思います。自分自身がどういう女性でありたいかが分かっていないと、ファッションではなく単なる衣料品になっちゃう」
IGUCHI(以下、I):「確かにそうですね」
N「だからROPÉが発信している女性像というのは、コンサバファッションを楽しむ上で大事だと思っています」
I「年齢を重ねるほど個性は出てくると思うので、コンサバ服の方が似合ってくる、ということも言えると思います。個性があればシンプルな洋服でスタイルが完成しますよね。若い頃ほど着飾ることで自分を表現する部分も多いと思うので」
N「ちょっと袖をまくるとか、ボタンを全て留めるのか、少しだけ開けるのかなど、着こなしを楽しめることも醍醐味。高校生の頃の、スカートの丈やローファーの選び方で制服にどう個性を出すか、ということと似ていると思います。自分のファッションの力量が試されると思う」

自身のスタイルについて

N「仕事柄流行を取り入れたりしないといけないんですが、割とコンサバです。尖ったファッションとかではなく、夏はデニムにTシャツで、冬もデニムにニットという感じ。靴やバッグなど小物で毎シーズンの気分をアップデートして楽しみます。昔は質より量でしたが、30 代になってからは厳選して買い物していると思います」
I「私も以前よりシンプルになりました。難しさもありますが、コンサバが好きですね。中井さんなりの着こなし方のルールはありますか?」
N「夏は露出、冬は薄着をモットーに。女性らしいボディパーツはなるべく出そうと思っているのでミニスカートは定番です。ダボっとしたメンズのトップスを合わせたり、よくしますね」
I「すごくいいことですね。私は、昔から背を高く見せたいというのがあって、ハイウエストを選んだり、トップかボトムのどちらかをタイトにして、バランスをとります。女性らしい部分は出していけるように心がけたいと思っています」

ROPÉの洋服はどのように取り入れていますか?

N「私は毎シーズン欲しいものが何点かあって、自分らしく着るのが楽しい。全身ROPÉじゃなくていいと思うんです。ですが絶対ひとつは似合うアイテムが見つかると思います。例えばダメージデニムは売ってないんですよ。でも、それとミックスできるニットがちゃんとある。レースのスカートは、古着のフーディーと合わせられたり。それがコンサバを楽しむということだと思います。1点入れるとすごく上品で大人っぽくなるんです」
I「ありがとうございます。ROPÉの服作りは誰から見られても女性らしさや芯があって好印象を与える服というのがベースにあります。襟の開き具合や丈といった細部へのこだわりが上品な服と支持をいただく点だと思います」
N「今シーズンのアイテムで井口さんのお気に入りはありますか?」
I「フェイクムートンのリバーシブルボアコートと、スタイリストの辻直子さんとコラボレーションしたニットのセットアップです。リアルムートンの工場に製造をお願いしたので、本物に近い仕立てです。大人こそあえてフェイクを選択するというのが流れだと感じます。辻さんとのコラボレーションも、生地から作る「米富」にニット制作を依頼しています。ニットですがジャケットやコートのように着られるので、重宝しています」
N「私は、ROPÉでは珍しいオーバーサイズのニット。冬に着るベージュは女度を上げてくれる気がするんですよね。Vネック好きとしても嬉しい一着。あとは、小物で色を取り入れる派なので、今季らしいベロア調のパール付き巾着も外せないです」

今後のロペについて

I「来年ブランド創設50年になります。その間、時代ごとにロペの価値を提案してきました。日本のファッション業界に新しい風を入れてきました。ビジュアルで世界的なフォトグラファーのリチャード・アヴェドンを起用したり、女性の社会進出をサポートするような服を提案したり。80年代のCAブームの時には『ROPÉのジャケットを着て面接に行くと合格する』というエピソードが出たこともありました。今後は、もっとコンサバを追求していきたい。コンサバはトラディショナルだと思います。時代とともに女性の生き方も変化しているので、独りよがりにならずに、寄り添えるブランドでありたいですね」
N「コンサバを謳うブランドはほかにもあるけれど、ROPÉが提案するしなやかで芯のある女性像を、ビジュアルやコンテンツを通してより多くの方に知ってもらえるように発信したいです。ROPÉというブランドを思いついてもらえるようにブランディングできたらと思います」

PROFILE

中井藍(なかい・あい)/アートディレクター。
ファッション、ビューティーのブランドを中心にメディアやSNSなどのヴィジュアルディレクション、プラニングを手がける。ROPÉの公式サイトやビジュアル、コンテンツ制作にも携わっている。 Instagram@aiaizm

井口幸世(いぐち・さちよ)/ROPÉのプレス&プロモーション
入社以来、ROPÉの広報を担当。ブランドの顔をして凛としたしなやかな女性像を発信し続ける。

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